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ちりとてちん

ちりとてちん

滑稽噺上方・江戸座敷知ったかぶり

腐った豆腐を長崎名産に仕立て、何でも知っている竹へ差し出す。

情景

誕生日の座敷。鯛の刺身と茶碗蒸しのあと、水屋から臭う豆腐。

登場人物

あらすじ

  1. 旦那の誕生日に近所の男が訪れ、酒や料理を一品ずつ喜んで食べる。
  2. 話は、何でも知っていると言い張る竹のことへ移る。
  3. 水屋で腐った豆腐が見つかり、旦那は長崎名産「ちりとてちん」と名付ける。
  4. 呼ばれた竹は、名を聞くなり知っていると答える——。

みどころ

聴くとき

箱を開けた臭いと、竹が「知っている」と即答するまでの間。

結末

  1. 竹は、知っていると言い張った手前、腐った豆腐を一口食べる。
  2. 一口で悶え苦しむが、知らなかったとは言えない。
  3. 旦那は竹へ、ちりとてちんの味を尋ねる。

オチ

長崎名産と知ったかぶった竹が、腐った豆腐を食べたあと、そのまま「豆腐の腐ったような味」と評する。

サゲ

「ちょうど豆腐の腐ったような味や」。

江戸の関連演目「酢豆腐」では、若旦那がもう一口を勧められ「酢豆腐は一口に限りやす」と落とす。ここでは上方型を採る。

ほかに