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天災

てんさい

滑稽噺江戸長屋座敷地口

短気を「天災」と思え、と教わる。説教が、生活の事実に負ける。

情景

心学の座敷。打ち水と瓦のたとえ。長屋の、別れた女の声。

登場人物

あらすじ

  1. 喧嘩っ早い男が、隠居の紹介で心学の先生に診てもらう。
  2. 「短気は損気」「堪忍袋は破れたら縫え」——感じ入らない。
  3. 打ち水・落ちた瓦のたとえでも、相手を殴ると答える。
  4. にわか雨には天と喧嘩できない、と認め、「天災」と諦めよと教えられる——。

みどころ

聴くとき

長屋で友を諭す、うろ覚えの格言。

結末

  1. 友人の女房騒動に、覚えたての天災論をぶつける。
  2. 「タヌキはタヌキ」「ずた袋は……」と崩れる。
  3. 友「うちのは先妻(センサイ)だ」。

オチ

心学で覚えた「天災」を友人の女房騒動にぶつけるが、相手は「先妻」。響きの地口で説教が空振りする。

サゲ

「うちのは先妻(センサイ)だ」。

本線は心学の天災と先妻を掛ける型。『タヌキはタヌキ』『ずた袋』など、うろ覚えの格言は前段の演者差がある。

ほかに