← もどる

豊竹屋

とよたけや

別名 · 豊竹屋節右衛門 · 節右衛門

滑稽噺上方・江戸風呂屋ぶっつけ

何でも義太夫にしてしまう節右衛門が、風呂から家まで節を回し続ける。

情景

風呂の湯気。味噌汁の椀。玄関の口三味線。棚の、餅を引く影。

登場人物

あらすじ

  1. 豊竹屋節右衛門は、見聞きしたものを即興で義太夫のように語る。風呂でのぼせ、転ぶ。
  2. 帰宅しても飯を食いながら語り、味噌汁をこぼす。
  3. 玄関に花梨胴八が現れ、口三味線で手合わせを申し込む。先に、先に、と譲り合いセッション。
  4. 隣の洗濯、大晦日、天神、金柑、ところてん——べんべんが加速する——。

みどころ

聴くとき

棚のネズミに気づく間。胴八の賛辞。

結末

  1. ネズミが餅を引く様子を義太夫にすると、チュウチュウと合いの手。
  2. 胴八「さすがここのネズミは心得てますな」。
  3. 節右衛門「いえ、かじってるだけです」。

オチ

芸の合いの手が、ただの歯のかじりになる。心得たのは空腹。

サゲ

「いえ、かじってるだけです」

上方発。べんべんの掛け合いが独立して有名。

ほかに