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夏泥

なつどろ

別名 · 夏どろ

滑稽噺江戸長屋逆転

夏の夜、貧乏長屋へ忍び込んだ泥棒が、居合わせた男を脅そうとする。

情景

夏の長屋。ふんどし一枚。質に入った道具の、空白。

登場人物

あらすじ

  1. 夜の長屋。戸をこじ開ける音で男が目を覚まし、泥棒と鉢合わせ。
  2. 部屋は空、身一つ。泥棒は目星違いを詫びて去ろうとする。
  3. 男は博打で道具を質に入れたと語り、同情を買う。
  4. 道具代、袢纏、家賃、蚊帳——要求が少しずつ伸びる。

みどころ

聴くとき

去ろうとする背中への、「おい、泥棒!」の声。

結末

  1. 大金を置いた泥棒が逃げるように出ようとする。
  2. 男が呼び戻し、名前も知らずに泥棒と呼んだと詫びる。
  3. 「来月、また来てくれ」——恵みが、定期になる。

オチ

盗みに入った泥棒が金を置かされ、次の来訪まで約束される。恵みが定期になる。

サゲ

「来月、また来てくれ」

『置泥』と同系。夏泥は蚊帳など季節の要求が立つ。 『置泥』同系。サゲは「季節の変わり目」「たばこ入れ」「戸を閉めといてくれ」等もあり。江戸本線は「来月、また来てくれ」。上方『打飼盗人』は空の打飼を追う型。

ほかに