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夏の医者

なつのいしゃ

滑稽噺上方・江戸地口

山向こうの医者が、農夫の息子に連れられて夏の村道を行く。

情景

夏の村道。山の頂。真っ暗な腹の中。肩で息をする大蛇。

登場人物

あらすじ

  1. 夏の村で農夫が倒れ、息子が隣村の医者を迎えに行く。
  2. 医者はチシャの食あたりと見立て、「夏のチシャは腹へ障る」と往診へ。山越えを選ぶ。
  3. 山頂で休憩中、急に真っ暗——ウワバミに飲まれたと悟る。
  4. 刃物はなく、大黄の粉を腹に撒き、肛門から脱出する——。

みどころ

聴くとき

薬箱を置いてきたと気づく間。ウワバミに再度頼む声。

結末

  1. 農夫はやはり食あたり。薬箱はウワバミの中。山へ戻る。
  2. グッタリしたウワバミに、もう一度飲んでくれと頼む——今度は一人だけだ、と。
  3. ウワバミ「夏のイシャは腹へ障る」。

オチ

うわばみの腹から出た医者が、「夏の医者は腹へ障る」と返される地口。

サゲ

「夏のイシャは腹へ障る」

上方発。チシャと医者の地口。『ちしゃ医者』とは別筋。

ほかに