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なめる

なめる

別名 · 重ね菊 · 菊重ね

滑稽噺江戸芝居地口

令嬢の治療を頼まれた八五郎が、屋敷へ通う条件に戸惑う。

情景

芝居小屋の席。静かな邸。翌日の、戸のすき間。

登場人物

あらすじ

  1. 令嬢の乳房の下にできもの。治療は四つ年上の男に舐めさせるしかない。
  2. 芝居見物で八五郎に目を付け、歓待の末、邸へ招く。
  3. 二人きりのもてなしのあと、命じられて実行する。
  4. 叔父の酒乱を口実に帰宅を促され、翌日再訪すると——。

みどころ

聴くとき

翌日の戸。告げられたあとの、八五郎の息。

結末

  1. 隣人が、治したらまた来るといけないと夜のうちに引っ越したと告げる。
  2. 八五郎は卒倒し、気付けに宝丹をなめろと言われる。
  3. 「いやあ、もうなめるのはこりた」。

オチ

色気と早合点 ↔ 治療の使い捨て → 気付けの宝丹まで「なめる」を拒否する。

サゲ

「いやあ、もうなめるのはこりた」

艶笑噺。圓生は色より前段の聞かせを重視。 別題『重ね菊』。治療部位・艶の濃さは演者差。サゲは宝丹の「なめる」で題を回収。

ほかに