← もどる

野崎詣り

のざきまいり

別名 · 野崎参り

滑稽噺上方街道友人地口

野崎参りへ向かう船で、若い夫婦と姑の間にいつもの口げんかが起こる。

情景

水路の陽炎。土手の相合傘。杭を抱く、腕の力。

登場人物

あらすじ

  1. 喜六と清八が野崎観音へ向かう。
  2. 歩き疲れた喜六を船に乗せ、船頭の言葉を取り違えて杭にしがみつく。
  3. 土手の女をはやし立て、清八が「振売喧嘩」の作法を教える。
  4. 口だけの喧嘩が始まり、文句が次々に外れていく——。

みどころ

聴くとき

「山椒は小粒でも」を吹き込まれたあとの、口。

結末

  1. 清八が「山椒は小粒でもヒリヒリ辛い」を吹き込む。
  2. 喜六が「小粒」を落として言い切れず、土手から指摘される。
  3. 「落ちた小粒を探しております」——豆板銀の地口。

オチ

見得の文句から落ちた「小粒」を、銀貨(豆板銀)の小粒と取り違えて探す。

サゲ

「落ちた小粒を探しております」

春団治のお家芸。喧嘩の相手と順序は演者差。 冒頭で豆板銀を見せてサゲを効かせる型あり。春団治家の演目。

ほかに