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文違い

ふみちがい

人情噺江戸状況

内藤新宿で、お杉がなじみ客二人に別々の頼みごとをする。

情景

内藤新宿の飯盛女部屋。壁一枚。布で隠した目。

登場人物

あらすじ

  1. お杉が半七に父の無心と嘘をつき、足りぬ分を角蔵の預かり金で埋める。
  2. 得た金を、目を隠した本当の恋人・芳次郎へ渡す。
  3. 置き手紙で、芳次郎が別の女・小筆と通じていると知る。
  4. 半七も別の手紙で騙されたと知り、口論になる——。

みどころ

聴くとき

角蔵が止めに入ろうとして、口を閉ざす間。

結末

  1. お杉と半七が「何両かたった」と殴り合いになる。
  2. 壁越しの角蔵が止めさせようとし、すぐ思い直す。
  3. 「それを言ったら、おらが間夫だとわかっちまう」。

オチ

仲裁の正義が、自分の間夫を晒す。止める口が、自分で止まる。

サゲ

「それを言ったら、おらが間夫だとわかっちまう」。

初代小せん作と伝。禁演落語に含まれた廓噺。 別題『自称間夫』。

ほかに