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へっつい幽霊

へっついゆうれい

A怪談江戸長屋台所夫婦考えオチ怖い

返す客が続くへっつい。中の三百両と、幽霊の未練。

情景

道具屋の蔵。欠けたへっついの角。夜の長屋に立つ、痩せた影。

登場人物

あらすじ

  1. 奇妙なへっついが、買われては安く返される。夜な夜な幽霊が金を要求する、と。
  2. 度胸の熊と若旦那が引取料三両で持ち帰る途中、落として角が欠け、三百両が出る。
  3. 二人は山分けし、一晩で使い果たす。
  4. 翌晩、幽霊が現れ、生前の話を始める——。

みどころ

聴くとき

銭がないと言ったあとの、幽霊の一言。

結末

  1. 幽霊は博打で得た三百両をへっついに隠し、フグで死んだと明かす。
  2. 工面して金を返すと、幽霊と熊で丁半が始まり、幽霊がすっからかんになる。
  3. すっからかんの幽霊は、銭がなくても賭けを続けると言い張る。

オチ

へっついの金を取り返したあと、幽霊と丁半になる。負けても「足は出さない」——幽霊と赤字の両義。

サゲ

「決して足は出しません」。

テラ銭型など別サゲあり。本線は「足は出しません」。

ほかに